« 七月統計 | メイン | 8月号編集後記 »

災害が相次ぐ中 七月月次祭

 朝晩は涼しくも日中は夏日になる陽気の中、七月月次祭が十六日勤められました。折りしも前日には本州に台風が上陸し、当日は新潟で地震が起こるなど災害が起こる中、いち早い復旧も祈りを込めました。
 祭典開始前、会長から名古屋の友野誠一郎さんの身上についてもお願いさせてもらう旨が伝えられました。その後、祭文奏上、座りづとめ・てをどりと滞りなく勤められました。
 終了後、会長の神殿講話がありました。

祭典講話

 今月も大変良いお天気をお与え頂き、結構に月次祭をつとめさせていただきました。私達日本人は、お天気を良いとか悪いとか言いますが、本当にそうでしょうか。雨が降れば濡れるし足元は悪い、どこかへ出かけようとしていたのに、と文句を言います。これは、自分にとって都合が悪いと思ってそう言うのです。
ケニアに行った時、雨が降ったとき、つい、「悪い天気だなア」と言いましたら、天気に良い悪いは無いと怒られました。一年を通して、雨季といわれる時わずかしか雨が降らないケニアでは、雨が降ることはとっても良いことなのでした。「雨が降ってありがたい」と思っているのです。およそ十年くらいに一度、旱魃が襲ってきます。すると、全てが乾燥しきってしまい、草も枯れはてて、放牧している家畜がバタバタと斃れていき、唯一の収入源が失われ、結果、人間も餓死するという痛ましいことがおこります。ですから、雨という天の恵みは本当に有難いことなのです。私達は、日本の気候風土の中で暮らしていると、高温多湿の環境のため、つい口にしてしまう、お天気の不足は言わないように慎まねばいけません。
 今ケニアでは、水の確保が重要課題です。今すぐ必要な分、川からのポンプアップや、地下水の汲み上げは順次対策を講じています。もっと長期の計画として、灌漑溝の工事、ダムの設置、百年の大計画は植林をして、ジャングル(森)を再生して、気候を変える構想をたてて、着々と取り進めています。おやさまの仰せになる、一に百姓たすけたいのお言葉に添わせていただきたいと思っています。皆さんの御協力をお願い申し上げます。

メニュー

ばんなぐろ
トップページ

近ごろの会長さん

謝謝台湾

@KENYA

@北極 -web-

About

2007年09月06日 17:43に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「七月統計」です。

次の投稿は「8月号編集後記」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。