北海道には珍しく、連日猛暑が続く中、八月月次祭が勤められました。この日はぐっと涼しく、過ごしやすい天気になりました。
会長の祭文奏上に続き、座りづとめ・てをどりが陽気に勤められ、最後に会長が神殿講話を勤めました。
神殿講話
この月は(八月一日)はじめて大阪の地に、神様を御祀りさせて頂いてきました。
それは、ここにおられます、藤田さんの息子さんが七月二十八日に、めでたくおさづけの理を拝戴されたので、それを機会にということでした。
思い返せば、藤田さんが教会にきてから早五年が過ぎました。来た翌年の平成十五年には、私が付き添って一緒に修養科に行ってきました。その間に、娘さんは別席を運び、私たちが修養科にいる時、おさづけの理を拝戴してくださっていました。
その後、奈良で一人住んでいた奥さんが、だいぶ以前から長い間糖尿病を患っていたのと、人工透析で病院通いをしていました。それが、次第に悪化して、脳梗塞で半身が不自由になり、心筋梗塞にもなり、とうとう片足を切断となってしまいました。
息子さんは、自分も神様のお話を聞かせて頂きたいと思うようになり、別席を運んで下さり、五月に満席でおさづけを頂こうとしていた矢先、奥さんが亡くなられました。それで七月に拝戴は延期となりました。子供さん達にすれば悲しみの極みの中でしたが、心を定めた通り、神様を御祀りし、同時に、奥さん(母親)の御霊様も御祀りさせて頂きました。
これから、藤田さん御一家は、本当にたすけて頂けるこのお道につながりをより一層深め、喜びの心で人生を通ることのできますようにと、お願いを申し上げたところであります。