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祭典講話 アーカイブ

2008年07月18日

平成20年6月月次祭

今月発行の「北極」青年会梅谷分会の巡回を受け

――六月月次祭

 夏が近づくにつれラベンダーなどの花々が鮮やかに彩り始める中、六月の月次祭が勤められました。

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 この月は青年会梅谷分会の四名が巡回し参拝。座りづとめ、てをどりが陽気に勤められ、青年会の代表が青年会創立九十周年、ひのきしん隊、梅谷大教会神殿普請への協力を呼びかけました。最後に会長が神殿講話を務めました。

祭典講話

 今ケニアから修養科に入っている一人、ジルという方の生後三カ月の娘さんが五月三十日出直しました。生まれてわずか一カ月の時、別れてきたのでした。その悲しみようは傍目にも辛いものがありました。なんとか立ち直って頂こうと周囲の皆さんで努力をしています。
私も何かしなければと思い、お手紙を出しました。以前、道友社発行の「母讃歌」に記載されたのでご存知の方もおるかと思いますが、私の妹二人が出直しています。一人は七歳で、二年後には四歳の子でした。二人目のときなど、父である会長はおぢばなので帰れません。葬儀をだすお金が無く困っていましたら、住み込みさんの一人が自分の時計を質屋に入れてそれを使わせてもらいました。教会のご用、大勢の住み込みさんのお世話、子育て、稲作農業と一日中休む間もない難儀な中、このような苦労を乗り越えいつもニコニコと明るく誠真実を込めてつとめていました。
母の脳裏には、きっとおやさまの道すがらが絶えずあったのだと思います。それは、次女おやす様四歳、四女おつね様三歳で出直すという節でした。いかに親神様の思召しとはいえ私たち人間からすると、並々ならぬご苦労としか思えない道中で、このような中も、いつも明るく陽気にお通り下さったればこそ、あとに続く私たちもくじけることなく、わずかづつでもその歩みをたどることができるのです。
このようなことを思い出しながら、ジルさんには、きっと素晴らしいおたすけのできるよふぼくに成人して頂きたいとお祈りしています。

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2007年09月28日

真夏の暑さ続く中 八月月次祭

北海道には珍しく、連日猛暑が続く中、八月月次祭が勤められました。この日はぐっと涼しく、過ごしやすい天気になりました。
会長の祭文奏上に続き、座りづとめ・てをどりが陽気に勤められ、最後に会長が神殿講話を勤めました。

神殿講話

 この月は(八月一日)はじめて大阪の地に、神様を御祀りさせて頂いてきました。
それは、ここにおられます、藤田さんの息子さんが七月二十八日に、めでたくおさづけの理を拝戴されたので、それを機会にということでした。
思い返せば、藤田さんが教会にきてから早五年が過ぎました。来た翌年の平成十五年には、私が付き添って一緒に修養科に行ってきました。その間に、娘さんは別席を運び、私たちが修養科にいる時、おさづけの理を拝戴してくださっていました。
その後、奈良で一人住んでいた奥さんが、だいぶ以前から長い間糖尿病を患っていたのと、人工透析で病院通いをしていました。それが、次第に悪化して、脳梗塞で半身が不自由になり、心筋梗塞にもなり、とうとう片足を切断となってしまいました。
息子さんは、自分も神様のお話を聞かせて頂きたいと思うようになり、別席を運んで下さり、五月に満席でおさづけを頂こうとしていた矢先、奥さんが亡くなられました。それで七月に拝戴は延期となりました。子供さん達にすれば悲しみの極みの中でしたが、心を定めた通り、神様を御祀りし、同時に、奥さん(母親)の御霊様も御祀りさせて頂きました。
これから、藤田さん御一家は、本当にたすけて頂けるこのお道につながりをより一層深め、喜びの心で人生を通ることのできますようにと、お願いを申し上げたところであります。

2007年09月06日

災害が相次ぐ中 七月月次祭

 朝晩は涼しくも日中は夏日になる陽気の中、七月月次祭が十六日勤められました。折りしも前日には本州に台風が上陸し、当日は新潟で地震が起こるなど災害が起こる中、いち早い復旧も祈りを込めました。
 祭典開始前、会長から名古屋の友野誠一郎さんの身上についてもお願いさせてもらう旨が伝えられました。その後、祭文奏上、座りづとめ・てをどりと滞りなく勤められました。
 終了後、会長の神殿講話がありました。

祭典講話

 今月も大変良いお天気をお与え頂き、結構に月次祭をつとめさせていただきました。私達日本人は、お天気を良いとか悪いとか言いますが、本当にそうでしょうか。雨が降れば濡れるし足元は悪い、どこかへ出かけようとしていたのに、と文句を言います。これは、自分にとって都合が悪いと思ってそう言うのです。
ケニアに行った時、雨が降ったとき、つい、「悪い天気だなア」と言いましたら、天気に良い悪いは無いと怒られました。一年を通して、雨季といわれる時わずかしか雨が降らないケニアでは、雨が降ることはとっても良いことなのでした。「雨が降ってありがたい」と思っているのです。およそ十年くらいに一度、旱魃が襲ってきます。すると、全てが乾燥しきってしまい、草も枯れはてて、放牧している家畜がバタバタと斃れていき、唯一の収入源が失われ、結果、人間も餓死するという痛ましいことがおこります。ですから、雨という天の恵みは本当に有難いことなのです。私達は、日本の気候風土の中で暮らしていると、高温多湿の環境のため、つい口にしてしまう、お天気の不足は言わないように慎まねばいけません。
 今ケニアでは、水の確保が重要課題です。今すぐ必要な分、川からのポンプアップや、地下水の汲み上げは順次対策を講じています。もっと長期の計画として、灌漑溝の工事、ダムの設置、百年の大計画は植林をして、ジャングル(森)を再生して、気候を変える構想をたてて、着々と取り進めています。おやさまの仰せになる、一に百姓たすけたいのお言葉に添わせていただきたいと思っています。皆さんの御協力をお願い申し上げます。

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