弔辞

前会長様の御霊様の御前に慎んで御礼を申し上げます。
前会長様はお道の上に親一条に艱難苦労の道をお通り頂き花畔分教会のゆるびなき基礎をお作り下さいました事は云うまでもない事でございますが、道を通る私達にも常に行いで、そしてやさしい言葉で、わかりやすく御指導頂きました事、心より厚くお礼を申し上げます。
本当に永い間、大変ご苦労様でございました。ありがとうございました。お道を知らず教会に嫁いでまいりました私には特に親心をおかけ頂きました。
火の国育ちの私は、冬の寒さは身にしみてこたえ、震えていました。良く石炭を買っていただきました。私の父親と同じ年と云う事もあってか、本当の父親のようになつかしく、親しく思わせて頂いておりました。私の子供達も本当のおじいちゃんと思っていた様で、バナナの会長さん、うちのおじいちゃんはどうして北海道に帰っていくの・・なんて聞いた事もありました。
なかなか成人のにぶい私を会長様の大きな親心で育てて頂きました。
婦人会創立七十周年記念総会をお打ち頂いた時でした。
事情のおわびに磐井婦人会でバス三台の心定め、団参等一度の経験もない私の大きな心定め、出来るかどうか不安でいっぱいでした。先ずは部内委員部の巡回から始めねばならぬが、婦人会には一銭もお金がない、借金をしても返せるかどうか、迷いました。でも先輩の先生方は「心定めは大きい程良い」と聞かせて頂くのでと会長様に相談しましたね。そしたら会長様の一声「借金が残ったらわしが払ってやるから心配しないでやってみなさい」そのお陰で花畔分内始め三十二部の巡回を終え、部内委員部長さん方のお力添えを頂いて、創立七十年祭記念総会に、みごとバス三台のご守護を頂くことが出来ました。
そのよろこびは何物にもたとえる事の出来ない程の感謝でございました。
それもこれも会長様の一声「わしが責任を持つ」の大きな親心、私の生涯忘れることの出来ないお言葉でございます。
その様にして多くの方々を育て、こられました。まだまだ想い出は沢山ありますが、後は私の心の中に仕舞っておきます。
本当に永い間ご苦労様でございました。一日も早く新しい着物をお借りして帰って来て下さい。お待ちしております。
心より厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

平成十六年十二月十七日
天理教磐井分教会
鈴木セツ子